ヘヴィ・メタルとテクノロジー。電気信号を活用した革新とドーパミン放出の興奮の100年

松任谷由実、サザンオールスターズ、X Japan、Metallica、Megadeth、、長く活躍しているアーティストがいます。

同じ時代の今この瞬間にGoogleが毎年恒例の最新技術発表ライブ配信を行っています。

ライブ配信をみていますが、革命的です(Youtubeライブ配信をこの文章の後半にシェアしておきます)。

さて、スラッシュメタルBIG4のMegadethは1993年にキャンセルとなって30年以来の悲願の日本武道館公演を2023年2月27日に実現しました。

Metallicaは、1983年のアルバムデビュー(結成は1981年)から40年たった2023年に6年ぶりの新アルバム「72 Seasons」を発表し、世界ツアーを開始しました。

Slayerは2019年に解散しましたが、ギターのKerry Kingは音楽活動を継続しています。

Anthraxは2022年にライブ配信を行い、活動継続中です。

BIG4はいずれも1980年代前半の結成ですので、いずれも40年以上活躍していることになります。

技術的には、今から100年前後前の1920-1930年頃に実験・実用化されたエレクトリック・ギター(弦の振動を電気信号に変換し、その電気信号を増幅等する技術)を極端な形で活用した音楽がヘヴィ・メタルと言えるかもしれません。

極端な大音量と音のひずみは、騒音に聞こえるか、魅力的なサウンドに聞こえるかは個人差が大きいと思います。

なぜ、そのような個人差が生まれるのかわかりませんが、以下に引用する記事は参考になるかもしれません。


にわかには信じられないかもしれないが、20世紀の父子関係の破綻もヘヴィ・メタルの人気と大きく関係している。つまりメタルの本質には、年上の男性からの注目や承認を得たいという若い男性の欲求があるのだ。かつての父親世代・祖父世代の男性たちは、戦争のせいで繊細な感覚を失ってしまっていた。そして、そのせいで息子たちに父親としての愛情を注げなかったことが、ヘヴィ・ミュージックの誕生に直結したのだった。父親に見向きもされない当時の息子たちは、男同士の結びつきを求めてメタル・バンドに目を向けざるを得なかったのである。

確かにこれはあくまで仮説であって ―― 少なくとも学術的には ―― 正しく検証されているわけではない。だが反論しようというなら、メタルのライヴに行ってモッシュ・ピットに入ってみるといい。そこではファンたちが、まるで家族同士のように一つの体験を共有しているはずだ。


「ヘヴィ・メタル」がこれほどまでに熱心なファンを生んでいる理由


そして、少なくとも技術的にはヘヴィ・メタルの革新はおそらく1980-1990年代にあらかた落ち着いたとリスナーとしての私は感じています。
(詳しくありませんが、テクノなどの電子音楽全般もそうなのかもしれません。)

1980-1990年代に発表された作品と今年発表された曲を説明なしに聞いた場合、新しいか古いかを区別するのは難しいと思います。

ところが、偶然か、1995年のWindows95以降、今度は、GAFAMの技術(インターネットやIT)は世界を興奮させてきました。
YahooやGoogleの検索エンジン、iPhone、Amazon、Facebookの発表は革命的なことだったといえると思います。

革新的技術の発表のたびの興奮は私の感覚ではヘヴィ・メタルのライブに通じるものがある気もします。

以下の動画はその興奮を多少なりとも示すかもしれない例です。

この文章を書きながらGoogleの年次開発者向けイベントを全世界同時配信ライブで観ています。

冒頭ではAIを使った作曲のデモがありました。

それに続き、Google最高経営責任者サンダー・ピチャイ氏(タミル語: சுந்தர் பிச்சை、英語: Sundar Pichai、 1972年6月10日 – )が、登壇し、メール作成、マップ活用、写真加工、さらには100以上の言語を支援する大規模言語モデル「PaLM2」を紹介しています。

続いて、ChatGPTの対抗馬Bardについて最新の機能と将来構想が発表され、会場は盛り上がっています。Google workspaceのDocs、Spreadsheet、SlideにBardを統合して文書、表、プレゼンテーション等を神業のように作成できる機能もデモが行われました。

“Duet AI for Workspace”と命名されたその機能は年内には世界に公開予定とのことです。

Google検索も変わるそうです。キーワードでの検索から文章で問いかける検索もできるように変わるそうです。

ソフトウェア開発、プログラミング、動画制作などもAIとクラウドの組み合わせで新たな段階に入るようです。(“Duet AI for Google Cloud”)

ヘヴィメタルの新曲発表のような驚きと興奮の感覚です。

立て続けのデモとそれに対する聴衆の笑い声や驚きや拍手がまさにライブです。

Google Keynote (Google I/O ‘23)

電気信号を活用した革新とそれによるドーパミン放出の興奮の歴史は続いていますし、ChatGPTなど生成系AI等で、当面、続いていくと思われます。

将来、量子コンピューティングがさらにそれを置き換えるのでしょうか。

人生100年、予測は難しく、いずれにしても楽しみたいところです。


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