「人生100年時代」で検索していたら、Googleのおすすめキーワードに「人生100年時代 嘘」と出てきたので、調べてみました。
たくさんヒットしたのですが、とりあえず旧厚生省出身者と医師が書いた2記事を引用し、検討してみました。
少し長いですが一つ目の引用です。
この内容は「人生100年時代」を嘘とまでは言っておらず、「違和感を感じている」とのことです。
一読して確かにそうかもしれないと思いました。
ただ、言及している3つの論点はいずれも個人差があるかと思いますので、健康と経済面に留意して努力していこう、というのがお粗末ながら私の感想です。
なお、このWebは「人生100年時代を楽しみたい」をテーマにしていますが、裏返せば、引用記事に書かれたような不安や心配を私自身が感じているからこそ、わざわざWebを書きながら対策を日々調べたり考えているのかもしれません。
次は2つ目の引用です。
こちらはもう少しはっきりした言い方をしています。
最近の平均寿命の数字から言える範囲ではそうかもしれませんが、寿命も個人差が大きいかと思いますので、健康に留意して努力していこう、というのがお粗末ながら私の感想です。
年金やその納付や徴収については、専門家がさまざまな分析や検討をしていますので、素人の私が深入りすることは避けます。
長生きした場合に備えて粛々と納付しよう、というのが私の感想というか実際のところです。
なお、「人生100年時代」のコンセプトを打ち出したリンダ・グラットン/アンドリュー・スコットの著書「LIFE SHIFT ライフシフト 100年時代の人生戦略」(東洋経済新報社、2016年)では、将来的に100年以上生きる人が増えるだろうからそれに向けた準備をしようと言っています。
「すでに平均寿命が100歳になりました」と言っているわけではなくあくまで未来予測ないし確率の話なので、いちがいに嘘とまでは言えないと思いました。
社会科学的な話は個人差や価値観の違いも小さくありません。
最小値や最大値やさまざまな値のケースを扱いだすと時間や文字数がいくらあっても足りなくなるので、テレビや雑誌やWebの情報が平均値のみをもとに単純化したメッセージを発信することは実際的なことと思います。
ただ、だから取捨選択や解釈には注意しよう、とあらためて感じました。
堅苦しい文章になってしまいましたが、「人生100年時代」はこのWebの主題そのものですので今後の為にも真面目に書いてみました。
今回は以上です。
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